春の訪れを告げる風が、校舎の窓を優しく揺らす。大曲高校では、明日の卒業式に先立ち、本日、同窓会青麻会への入会式が執り行われた。
会長をはじめ各支部長の方々が見守る中、同窓会長が餞(はなむけ)の言葉を贈る。先輩たちが築いてきた伝統の灯を、新たな世代へと託す瞬間。静寂の中に響くその言葉は、一人ひとりの胸に深く刻まれた。
そして、新入会員へ記念品が手渡されると、代表の生徒が壇上に立ち、未来への抱負を力強く語る。その声には、学び舎で育まれた誇りと決意が宿り、ここから始まる新たな航路への覚悟が滲んでいた。
こうして、時代を超えて受け継がれる絆が、またひとつ、確かなものとなった。
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