2026年3月9日月曜日

おい 聞いたか

 おい、聞いたか。

人の世は移ろう。
名も出来事も、
やがて薄れていく。
それでも
ふと交わした一言だけは
消えずに残る。
どこかで
静かに微笑んでいる。
おい聞いたか
人の世は移ろい
それでも一言は消えず微笑む
第65回新年書きぞめ展同人展出品作品



2026年3月8日日曜日

同人展出品作品

  第65回新年書きぞめ展にきております。私は併催されている同人展に出品しています。

サイズ:全紙


2026年3月7日土曜日

岩手銀行赤レンガ館

 岩手県盛岡市の岩手銀行赤レンガ館。

赤レンガの建物は、外から見ると堂々としている。けれど中に入ると、時間はゆっくりと流れている磨かれた木の階段。何人もの人が上り、下り、そして去っていった場所。

 窓の向こうには、緑青のドーム。外の街は変わっても、この建物の中には静かに積み重なった時間が残っている。








2026年3月6日金曜日

小さな灯り

  雪の夜、小さな灯りが並んでいた。一つ一つは頼りない火だが、集まるとこんなにもあたたかい。冬の静けさの中でただ、灯りだけが揺れていた。










2026年3月5日木曜日

報恩寺の五百羅漢

  岩手県盛岡市の報恩寺の五百羅漢。光と陰を意識し、像の立体感が浮かび上がるように心がけて撮影しました。堂内は思いのほか暗く、だからこそ、差し込むわずかな光の大切さをあらためて感じます。羅漢の表情はひとつとして同じものがなく、静かな光の中で、それぞれが語りかけてくるようでした。










2026年3月4日水曜日

校名を揮毫

 卒業証書ホルダーの校名を揮毫しました。

 本校のホルダーには“まち”があり、証書に折り目をつけることなく、そのまま収めることができます。たったそれだけの違いですが、三年間の歩みを折らずに手渡すという意味では、とても象徴的な工夫だと感じています。包むものは紙一枚でも、その内側には時間と記憶がある。校名の一画一画に、静かな門出への願いを込めて筆を入れました。



2026年3月3日火曜日

祝詞

  同窓会青麻会の祝詞を揮毫しました。門出に立つ卒業生へ先輩方からのまなざしと祈りを、一字一字に込めて。節目の式典に、筆で関われることは何よりの光栄です。言葉は声を越え、時を越えて残るもの。その一端を担えたことに、静かな誇りを感じています。



2026年3月2日月曜日

伝統の歌声 完全復活

 伝統の歌声が、完全復活。

 コロナ禍で出席者を制限していた卒業式。今年は在校生が全員出席し、全校生徒がそろって歌声を響かせることができました。いつから歌われているのか、正確な年数は分かりません。けれど少なくとも五十年以上。時代の移ろいの中で一部の曲は変わりましたが、同じ曲を、同じ曲順で、同じアレンジで歌い継いできました。卒業生の保護者の方なら、きっと一緒に歌えるはずです。

 しかも来年新体育館が完成のため、この体育館で行う最後の卒業式。半世紀以上にわたり歌声を受け止めてきたこの空間に、全校生徒の声がそろって響いたこと。その「完全復活」が、この場所で叶ったことに深い意味を感じます。

 声は建物を越えて受け継がれる。この体育館は確かに満ち足りた響きに包まれていました。

卒業式での歌声はこちらに。

卒業の歌

卒業式での校歌(混声四部合唱)




2026年3月1日日曜日

卒業式の立て看板

  卒業式の立て看板を書きました。いつものパワフルはひとまず封印。昂ぶりを抑え、平常心で。秋田県内で自前の毛筆による卒業式看板を用意できる学校は、そう多くはないと思います。だからこそ、手を抜くわけにはいかない。

 派手さはなくとも、節目にふさわしい強さを込めました。