この羅漢の表情は、どこか人間くさく、そして深い。隣に寄り、声を潜めて交わす言葉は、きっと大声では語れない真実なのだろう。
竹村天祐書道記念館新本館
竹村天祐の書の世界をご案内します。
2026年2月24日火曜日
2026年2月23日月曜日
2026年2月22日日曜日
2026年2月21日土曜日
2026年2月18日水曜日
わちゃわちゃ
私の字は“わちゃわちゃじい”ので、どうしても全体が少し賑やかになる。だから、これまでは細身にまとめることが多かった。しかし秀作美術展への出品にあたり、私にしては重量感を前面に出してみようと心がけた。全体が重くなりすぎないように、やや淡い墨で長い縦画をすっと伸ばしそこに呼吸をつくる。
半切1/2の額に上から下まで使い切りたくて、紙はぎりぎりで裁ちほぼ半切3/4ほどの伸びやかな比率に。印は竹根。鋭さで全体を引き締めた。
重さと抜け。
密と余白。
自分の癖に抗いながら、今の自分にできる最善を探った一枚である。
2026年2月17日火曜日
猫の毛
「猫の毛でできた筆」と聞くと、「えっ」と思われるかもしれない。しかし、書道の世界では猫毛の筆はわりとポピュラーで、とくに小筆ではよく使われている。猫の毛でできた筆を「玉(たま)」という。茶色の毛なら「赤玉」、白い毛なら「白玉」である。以前、「これくらい長い玉は珍しいですよ」と勧められ、小筆ではない“長い玉”を手に入れた。貴重な筆を所有していることに、かすかな誇らしさもあった。
書いた字は「さわれば血が出る」ような切れる線で書きたいと思っている。穂先がピンと立った玉は、その線を生むのにもってこいだ。以来、その筆を愛用してきた。なにしろ貴重、貴重だからだ。ある日、先生の筆巻きを見せてもらった。そこにも、同じ玉がいた。線はやはり筆を選ぶのだ。
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一般漢字半紙段位課題「十七帖の断筆について」 学習用「三井本」十七帖 □断筆とは何か 断筆(だんぴつ)とは三井本にある用筆法で、画の転折部分でいったん筆を離し、そこよりわずかに位置を移して筆を入れ直し次の画を書く書き方を言います。 王羲之の十七帖の真跡はすでになく、今日残っ...
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▲蜀素帖「呉江垂紅亭の作」 ◇原文 断雲一片洞庭帆 断雲一片洞庭(どうてい)の帆(はん) 玉破鱸魚金破柑 玉(ぎょく)は鱸魚(ろぎょ)を破(やぶ)り金は柑(かん)を破る 好作新詩継桑薴 好(よ)し新詩(しんし)を作りて桑薴(そうちょ)を 継ぎ 垂虹秋色満東南 垂虹...
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令和2年度全県新年書初め展 [高校・一般半紙の部]課題風信帖 □ 原文 忽披枉書。已銷陶爾。御香兩裹。及左衞士。督尊書状。並謹領訖。迫以法縁暫闕談披。過此法期披雲。 □ 訓読 忽(たちま)ち枉書(おうしょ)を披(ひら)き、已(はな...

