2026年7月29日水曜日

貧交行

  私が教員として最初に赴任した学校の校舎を受け継ぐ学び舎に、今年、兼務で再び勤めることとなりました。教員として歩み始めてから、四十年近い歳月を経ての再訪です。校舎はリフォームされ、当時とは少し姿を変えていますが、そこに身を置くと、若かった頃の記憶が自然とよみがえります。教員人生の原点となった場所へ、長い年月を経て再び戻ってきたことに、言葉では言い表しがたい不思議なご縁を感じています。このたび、そのご縁への感謝を込めて、学校へ作品を寄贈させていただきました。

 題材としたのは、杜甫の『貧交行』です。立場や境遇が変わっても変わらない友情の尊さを詠んだこの詩に共感し、この学び舎で育まれた友情が、卒業後も末永く続いてほしいという願いを込めています。



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