2025年4月7日月曜日

全県書きぞめ展 団体賞14年連続受賞

大曲高校書道部は、このたび開催されました第64回全県書きぞめ展におきまして、ありがたくも14年連続となる団体賞を頂戴いたしました。干支が一周してしまうほどに長きにわたって受け継がれてきたこの記録を、今年も無事に繋ぐことができたことに深い感謝と喜びを噛みしめております。


とはいえ、いただいた賞にふさわしい作品であったかと問われれば、まだまだ胸を張れる出来ではありません。筆に遊ばれ運筆はぎこちなく、まるで油の切れた部品がギコギコと音を立てるような線ばかりで、どの作品にも迷いがにじみ未熟な一画一画が目につきます。そうした作品の数々を前に、指導者としての力不足を痛感し反省するばかりです。


それでも、生徒たちは一人ひとり書に真摯に向き合い、言葉では言い表せない思いを筆に託してきました。冬の寒さに指先がかじかむ日も紙の白に己の未熟さを思い知らされる日も、逃げずに立ち向かってきた彼らの姿は私にとって何より誇らしいものです。そうした日々の積み重ねが、こうして形となったことに、ただただ感謝の思いでいっぱいです。


ここで天狗になってしまえば、次に筆をとる手元がすべってしまうかもしれません。だからこそ今、あらためて気を引き締め、一筆一筆に心を込めまっすぐに書の道を歩んでいく覚悟です。書は奥深く、終わりのない道。だからこそ、迷いながらも進む価値がある。これからも部員全員で、“気合いを込めた一画”を丁寧に重ねてまいります。


最後になりますが、日ごろから応援くださる地域の皆さま、そして最強応援団の保護者会の方々に、心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援・ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

#竹村天祐#大曲高校#大曲高校書道部#青麻会#大東文化大学




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