MLB開幕戦のために来日したドジャースのチームメイトをもてなす大谷選手。その姿に感銘を受けた私も、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」の贈り物を用意した。先日書いた色紙をさらにバージョンアップし、墨色をモチーフにした黒いウエットティッシュを、大入り袋に忍ばせた。すると、私のDNAがささやいた——「もうひと工夫せよ」と。
私の祖父はただ農産物を作るだけでなく、それにもう一手間かけて納豆の生産と販売を始めた人だった。いまや、秋田県をはじめ各地の食卓に欠かせない味となっている。その血と粘りを引く私は、大入り袋の白い部分がもったいなく感じ、そこに「夢」と一文字したためた。夢がぎゅっと詰まった夢袋。仕上げに買ってきた「ありがとう」のシールを貼って完成……のはずだった。
だが、貼ったそのシールには、こう書いてあった。
「おめでとう」。
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