2025年4月6日日曜日

青麻会役員退任のごあいさつ

早春の候、青麻会会員の皆さまにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、このたび令和7年3月をもちまして、平成24年より13年にわたり務めてまいりました青麻会事務局、ならびに平成29年からの校内幹事長の職を退任いたしました。


在任中は、多くの諸先輩方、会員の皆さまのご指導とご支援に支えられ、微力ながらも同窓会活動の一助となるべく尽力してまいりました。とりわけ、新校舎への移行や旧校舎との惜別、多くの節目を皆さまと共有できましたことは、私にとってこの上ない喜びであり、忘れがたい財産です。なお、退任後も引き続き大曲高校に勤務しておりますので、今後ともご指導ご鞭撻を賜れましたら幸いに存じます。


長きにわたり、温かく見守っていただきましたこと、心より感謝申し上げます。今後は一会員として、変わらぬ思いで青麻会の発展を願い、陰ながら応援してまいります。


末筆ながら、青麻会のますますのご隆盛と、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

#竹村美範#竹村天祐#大曲高校同窓会青麻会



2025年4月5日土曜日

おめでとう

MLB開幕戦のために来日したドジャースのチームメイトをもてなす大谷選手。その姿に感銘を受けた私も、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」の贈り物を用意した。先日書いた色紙をさらにバージョンアップし、墨色をモチーフにした黒いウエットティッシュを、大入り袋に忍ばせた。すると、私のDNAがささやいた——「もうひと工夫せよ」と。


私の祖父はただ農産物を作るだけでなく、それにもう一手間かけて納豆の生産と販売を始めた人だった。いまや、秋田県をはじめ各地の食卓に欠かせない味となっている。その血と粘りを引く私は、大入り袋の白い部分がもったいなく感じ、そこに「夢」と一文字したためた。夢がぎゅっと詰まった夢袋。仕上げに買ってきた「ありがとう」のシールを貼って完成……のはずだった。


だが、貼ったそのシールには、こう書いてあった。

「おめでとう」。

#竹村天祐#大曲高校#大曲高校書道部#青麻会#大東文化大学




2025年4月4日金曜日

書道部だけど

書道部なのに、いや、書道部だからこそと言うべきか——情けない話だが、卒業証書の揮毫シーズンが始まったあたりから、右肘がやけに痛い。以前、野球部の部長をしていた頃にも同じようなことがあった。ノックを打ちまくっていたら肘が悲鳴を上げて、整骨院に駆け込んだ。先生はにこにこしながら一言、「野球部だけど、テニス肘ですね」。


あれから何年も経って、今回は書道部。ノックのかわりに筆を振り続け、書いた卒業証書はたったの四、五百枚。それなのに、病院で言われたのはやっぱり「テニス肘ですね」。


ラケットもバットも持たず、筆一本でテニス肘。同じ姿勢で延々と書き続けただけでこうなるとは……もしかして、これが“加齢”というやつか。まさか、テニス肘が人生二度目になるとは思わなかった。

#竹村天祐#大曲高校#大曲高校書道部#青麻会#大東文化大学



2025年4月1日火曜日

同じではつまらん

元来、竹村家は「新し物好き」。とりあえず流行には乗ってみるが、いざ皆がやりだすと「同じじゃつまらん」と急ブレーキをかける、ちょっと面倒くさい性分である。


そんなわけで、先日も歓迎会の横看板を担当した。送別会のときは、礼を尽くしてピシッと揃った楷書で書いた。しかし、ふと我に返る——部員たちには「現状維持は衰退だ」と言い放っているのに、同じように書いてどうするのかと。


そこで今回は、文字に大小、線に細太、書体は行書と草書を織り交ぜ、もはや多少読めなくても「勢いがあればよし!」の気分で筆を振るった。書き上がってみれば、読者目線はさておき、こちらはすっかり自己満足の渦中。

……読まれるより、この想いが伝わることが大切。

#竹村天祐#大曲高校#大曲高校書道部#青麻会#大東文化大学