青麻会にピッカピカの新入会員177名。会長、各支部長の皆さまを来賓にお迎えし、新たな世代が加わりました。母校を背に、それぞれの道へ。けれど、心のどこかで同じ旗の下にいる。それが同窓というものです。
2026年2月28日土曜日
2026年2月27日金曜日
席札
卒業式の席札の揮毫を依頼された。もちろん安請け合いは得意なので、二つ返事で引き受けた。来賓が席を確認するため前垂れをのぞき込む光景を何度も見てきたため、本校では机上用の小さな席札も用意している。さらに下足棚用まで必要となり、同じものを二部作ることになる。
そこで、心の奥に潜む“怠け心”がささやいた。「コピーして切れば済むだろう」と。原稿を書き、コピーし、切った。見事にずれた。結局、楽をしようとした代償として、余計な手間を背負うことになった。仕方なく同じものを二枚書く覚悟を決め紙を用意したが最後に、ずれないように1枚ごと切るという“当たり前の発見”にたどり着いた。
横着は創意工夫を生まない。ただ仕事を増やすだけである。
2026年2月26日木曜日
2026年2月25日水曜日
つい、書いてしまった
「つい、書いてしまいました。」
卒業祝賀会の横看板です。
万事テキトーな私ですが、横看板だけは妙に几帳面になります。割り付けを計算し、設計図まで起こすあたり我ながら往生際が悪い。横書きは適当に書くと見事に破綻するのです。
当初は「令和7年度」と算用数字で進めるつもりでした。ところが、「七の波たくは一画目だな」などと余計なことを考えた瞬間、つい漢数字で書いてしまいました。さて、ここで気がつきました。二行目の「78」をどうするか――。
「七」が漢数字だから漢数字でいくのか。「78」だけを算用数字で一マスに押し込むのか。一行目に合わせて漢数字にするのか。二行目だけ算用数字にして知らん顔をするのか。たかが数字、されど数字。書き手の小さな矜持が、どうでもいいところで顔を出します。
結局、統一。無難という名の敗北か、整合という名の救済か――そのあたりは、見る人にお任せします。
2026年2月23日月曜日
2026年2月22日日曜日
2026年2月21日土曜日
2026年2月18日水曜日
わちゃわちゃ
私の字は“わちゃわちゃじい”ので、どうしても全体が少し賑やかになる。だから、これまでは細身にまとめることが多かった。しかし秀作美術展への出品にあたり、私にしては重量感を前面に出してみようと心がけた。全体が重くなりすぎないように、やや淡い墨で長い縦画をすっと伸ばしそこに呼吸をつくる。
半切1/2の額に上から下まで使い切りたくて、紙はぎりぎりで裁ちほぼ半切3/4ほどの伸びやかな比率に。印は竹根。鋭さで全体を引き締めた。
重さと抜け。
密と余白。
自分の癖に抗いながら、今の自分にできる最善を探った一枚である。
2026年2月17日火曜日
猫の毛
「猫の毛でできた筆」と聞くと、「えっ」と思われるかもしれない。しかし、書道の世界では猫毛の筆はわりとポピュラーで、とくに小筆ではよく使われている。猫の毛でできた筆を「玉(たま)」という。茶色の毛なら「赤玉」、白い毛なら「白玉」である。以前、「これくらい長い玉は珍しいですよ」と勧められ、小筆ではない“長い玉”を手に入れた。貴重な筆を所有していることに、かすかな誇らしさもあった。
書いた字は「さわれば血が出る」ような切れる線で書きたいと思っている。穂先がピンと立った玉は、その線を生むのにもってこいだ。以来、その筆を愛用してきた。なにしろ貴重、貴重だからだ。ある日、先生の筆巻きを見せてもらった。そこにも、同じ玉がいた。線はやはり筆を選ぶのだ。
2026年2月16日月曜日
卒業生の活躍
岩手大学で書道を学んでいる卒業生の卒業制作展を見に行ってきました。
若い才能が、会場いっぱいに躍動していました。彼女は大曲高校在学中書道部の部長として部を牽引し、その後岩手大学へ進学。さらに研鑽を重ねています。昨年、一昨年と高大展で2年連続大賞を受賞し、大阪万博にも出品。まさに頑張り屋さんの彼女らしい、ひたむきな歩みです。
その姿が誇らしく、そして何よりうれしい。これからの活躍がますます楽しみです。
2026年2月14日土曜日
改心
書き初め展の賞状。
昨年、少しでも楽をしようと、「○○○生の部」と最初から印刷しておけばいいという画期的な手法を思いついた。これなら小学生でも中学生でも、高校生でも対応できるじゃないか、と。だが結果は渡された賞状用紙に「年」を書き忘れ、「小学一生」にしてしまうという痛恨のミス。楽をしようというスケベ根性が招いた失敗である。
今年は同じ過ちを繰り返すまいと、一枚一枚きちんと書いた。しかも、これ以上ないほど丁寧に。
心を入れ替えたおかげか、揮毫は実に順調である。
2026年2月13日金曜日
卒業証書完成
卒業証書、完成しました。
もともと行書や草書を得意としており、楷書は決して得意とは言えません。書きながら、「なぜ自分はこんなに拙いのか」「どうすれば、きっちりとした楷書になるのか」と、自己嫌悪と向き合う時間でもあります。
それでも、辞書を引いて研究し、目標とする古典を思い描きながら一字一字と向き合いました。
あとは――
夜中にこっそり現れて字を直してくれるという、大曲高校書道室の天井裏に住む伝説の「緑のジャージのおじさん」に、そっとお願いしておきます。
2026年2月12日木曜日
2026年2月11日水曜日
図書館開館時間延長のお知らせ
学年末考査を前に、図書館の開館時間を延長をお知らせするチラシを書きました。少しでも落ち着いて学習に向き合える時間を確保してほしいと思っています。
放課後の静かな空間で、自分と向き合うひとときを。
それぞれの目標に向かって、力を積み重ねる時間になりますように。
2026年2月10日火曜日
2026年2月9日月曜日
先輩風を吹かせてみた
大学の後輩が一国一城の主となり、新店舗を築いた。へば、先輩らしくお祝いせねばと色紙を贈ることにした。よく書く「愛」か「夢」のどちらがいいかと尋ねたら、別の字をリクエストされた。
そこで、練習して仕上げて、どの部屋でもマッチしそうな額を用意した。
この一字が、新しい城の日々を静かに、そして力強く支えてくれたらうれしい。
2026年2月6日金曜日
なくした本
先日、市内の書店で一冊の本を買った。ところが次の日から行方不明になり、十日間思いつく限り探しても見つからなかった。書店にも在庫はなく、諦めてア○ゾンに注文した。
本が届いた日、失くしたはずの本が見つかった。「こんなところにあったのか」と、思わず笑ってしまった。さて、届いた本をどうしようか。返品も考えたが縁あって私の手元に来たのだから、有効に活用することにした。そこで、野球部部長時代に買った本と一緒に、図書館へ寄付した。
本は、巡る。きっと、必要な人の手に届いてくれるはずだ。
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2026年2月5日木曜日
2026年2月4日水曜日
2026年2月3日火曜日
ペトリのレンズ
ペトリのレンズを買った。独自マウント。オークションでは競争相手が少ない。理由は単純で、マウントアダプターが市販されておらず、今のカメラにはそのままでは付けられないからだ。
だが、私には「沼の入場券」があった。出品者自作の〈マウントアダプター付き〉ペトリレンズを手に入れたのだ。
入場券を握った私は、いま、独自マウントレンズの世界を楽しんでいる。
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2026年2月2日月曜日
2026年2月1日日曜日
新春小品展
秋田魁新報社1階のさきがけホールにて、1月29日から2月1日まで開催の秋田県書道連盟主催「新春小品展」に出品しています。メタリック書道液の金色で書きました。
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一般漢字半紙段位課題「十七帖の断筆について」 学習用「三井本」十七帖 □断筆とは何か 断筆(だんぴつ)とは三井本にある用筆法で、画の転折部分でいったん筆を離し、そこよりわずかに位置を移して筆を入れ直し次の画を書く書き方を言います。 王羲之の十七帖の真跡はすでになく、今日残っ...
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▲蜀素帖「呉江垂紅亭の作」 ◇原文 断雲一片洞庭帆 断雲一片洞庭(どうてい)の帆(はん) 玉破鱸魚金破柑 玉(ぎょく)は鱸魚(ろぎょ)を破(やぶ)り金は柑(かん)を破る 好作新詩継桑薴 好(よ)し新詩(しんし)を作りて桑薴(そうちょ)を 継ぎ 垂虹秋色満東南 垂虹...
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令和2年度全県新年書初め展 [高校・一般半紙の部]課題風信帖 □ 原文 忽披枉書。已銷陶爾。御香兩裹。及左衞士。督尊書状。並謹領訖。迫以法縁暫闕談披。過此法期披雲。 □ 訓読 忽(たちま)ち枉書(おうしょ)を披(ひら)き、已(はな...

