2026年2月27日金曜日

席札

  卒業式の席札の揮毫を依頼された。もちろん安請け合いは得意なので、二つ返事で引き受けた。来賓が席を確認するため前垂れをのぞき込む光景を何度も見てきたため、本校では机上用の小さな席札も用意している。さらに下足棚用まで必要となり、同じものを二部作ることになる。

 そこで、心の奥に潜む“怠け心”がささやいた。「コピーして切れば済むだろう」と。原稿を書き、コピーし、切った。見事にずれた。結局、楽をしようとした代償として、余計な手間を背負うことになった。仕方なく同じものを二枚書く覚悟を決め紙を用意したが最後に、ずれないように1枚ごと切るという“当たり前の発見”にたどり着いた。

 横着は創意工夫を生まない。ただ仕事を増やすだけである。



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