秋田県書道連盟の研修部長の私は、新年研修会に向けて会場の横看板を揮毫しました。看板の長さに対して字数が少なかったため、横長の字形が映える隷書体を選びました。普段は物事をテキトーに進める私ですが、このような看板を書く際には一転して几帳面になります。設計図を丁寧に作成し、字配りを計算し尽くして、全体のバランスがぴったりと整うよう精密に書き上げました。
書道連盟の会員の研修会ということで、出席するのは当然ながら書道に取り組む専門家の方々ばかりです。特に隷書を専門にされている方も多い中で、隷書でこの横看板を書くのには「けんか売ってんのか」のような気もしますが、、.。正直なところ少し躊躇はありますが「これくらいしか書けない」と開き直り、今の自分にできる精一杯の気持ちを込めて筆を運びました。
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