色々なご意見はあると思うが、私は手本は「書く派」である。8月には秋田県では全県高校席書大会が開かれ、その参考手本を書いた。
大曲高校書道部では、お手本を選ぶ際にドラフト制度を取り入れている。自分が書きたいと思うものを自ら希望し、選択する。この8月の大会をもって、3年生は部活動から引退しそれぞれの希望する進路へと歩み出す。そして、展覧会の会場にて引退セレモニーが行われ、3年生から2年生へとリーダーが引き継がれる。
先輩たちが築いた軌跡の上に、新たな筆跡が刻まれる時。
受け取ったバトンは、単なる役割の継承ではない。
共に泣き、笑い、励まし合った日々が、次の世代へと託される。
震える筆先が描く最後の一筆。
それは、未来への希望と誓いの証。
新たな物語が、そこから始まる。
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