2021年1月29日金曜日

みっしょんこんぷりーと

  先輩から頼まれていた例のブツをようやく完成させました。ずっと書かなければと気にはしていましたが、どのように表現したらいいのかの方針が決まらずそのまま熟成させていました。

 昨日「はっ」とひらめくことがあり、ようやく取りかかりました。今回のポイントは用具のチョイス。たまたま手に入れた随分枯れた因州和紙に書きました。書道では長期間保存し、水分が抜けた紙を「枯れた紙」といい、その紙には独特の味わいが出ます。保存中湿気た紙は「かぜをひく」といいます。
 1枚は隷書というご指示でしたが、最近多い多いんです、こんなミスが。脱字です。何枚も書き終えて「おやっ、マスが余っている」と思うと抜けています。注意しててもこれだもんなぁ。まったく、もぉ。もう1枚は「好きなように書いてよい」ということでしたので、得意の上から下まで転げ落ちるような字間を詰めた行草体で書きました。先輩、気に入ってくれるといいなぁ。
 印はおにゅーで使い初め。キッチリと押して「よし、決まった」

▲左:脱字克服  右:転げ落ちるように書く


▲おニューの印

▲こちらもおニューの印


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