書道塾に通ったことがなくても、筆を握ってみたい。そんな思いだけで書道部の門を叩いた高校生たちがいます。しかし、秋田県では書道を専門とする先生がとても少なく、初めて臨書に取り組む生徒たちがどう進めればよいか分からず立ち止まってしまうこともあります。
だからこそ、今回、他校の生徒たちから依頼があったので、席書大会の参考手本を書きました。2年生の課題は《風信帖》の一通目と二通目。文字数の少ない古典なので各校が同じ箇所を書かないよう配慮しつつ、表現効果の上がる箇所を選びました。そして、特に初学者の1年生には、筆の運びやすさと達成感を重視して、取り組みやすい部分を選んでいます。
情けは人の為ならず。先生から自分が受けてきたご恩は、自分のところで止めず次に回していく。そうやって、書の灯が静かに、確かに、受け継がれていくのだと思います。
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