本日、大曲高校では文化部芸術祭が開催され、オープニングを飾るのは、吹奏楽部の演奏とともに披露された書道パフォーマンスでした。
筆が走るたび、会場の空気が震える。
音と書が呼応し合い、紙の向こうに物語が立ち上がっていく。
そんな一瞬一瞬を、たしかに共有できた時間でした。
中でも、今日は1年生の姿が心に残りました。今回が初めての校外での演技。大きな市民会館、たくさんの観客、絶対に墨をこぼしてはならない緊張感のあるステージ。それでも彼女らは準備から演技、片付けまで、自分の役割をしっかりと果たしました。
おそらく、これまでは緊張で表情も固かったことでしょう。けれど今日は、演技を終えたあとに1年生の笑い声が響きました。その声には、自信と、仲間との一体感と、乗り越えた証がにじんでいました。書の上達ももちろん大切ですが、こうした経験こそが、彼らを育てていくと私は信じています。初めての舞台で流した汗と緊張は、きっと彼らの“書道人生”の原点になる。今日は、その始まりの日となりました。
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