校内に書を生業とする者がいるにもかかわらず、「さまざまな事情により」と、看板は外注されようとしていた。 魂の宿らぬ印刷物で言葉を掲げることに、私はどうしても納得できなかった。言葉には、かたちだけでなく、祈りや願い、敬意が込められるべきだと思っている。 それならば――と、総会会場、懇親会会場、そして玄関前の看板、すべて筆を執り、書かせていただいた。どこに出しても恥じぬよう、筆一本に心を込めた。
これが、書に生きる者としての矜持である。
#書家の矜持 #筆に魂を込めて #書のある風景 #同窓会総会 #外注より心ある文字を
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