2024年11月20日水曜日

ダブルヘッダー

  大曲高校書道部は11月16日、内小友小学校の創立150周年記念式典にて記念公演の書道パフォーマンスを行いました。6年生の皆さんが考えてくれたキーワードをもとに、私たちが意味の通る文章に仕上げ、それを作品に書き上げました。

 完成した作品には、小学生一人ひとりの思いが込められたメッセージカードを貼り付け、感動的な共同作品として完成させました。この取り組みを通して、小学生たちの想いと私たちの技術がひとつになった特別な作品となりました。

 その後、内小友小学校を後にし、3時間後にはロータリークラブの地区大会に伺いました。ここでは、日頃から地域や社会に貢献されている会員の皆さまの前でパフォーマンスを披露しました。真剣に見つめる視線や、心のこもった拍手に、私たちも大きな励ましをいただきました。終了後には、書道の魅力や活動への想いをお話しする機会もあり、参加者の方々から「感動した」「力をもらった」というお声をいただきました。

 このように、内小友小学校とロータリークラブ地区大会の両方で、多くの方々と心を通わせる貴重な1日となりました。

 11月17日には来週の展覧会に出品する作品の清書をしました。

▲内小友小学校創立150周年記念公演


▲ロータリークラブ地区大会



2024年11月4日月曜日

メガ文字アート作品の展示

  大曲高校書道部は10月26日にイオンモール大曲で開催された周年祭にて、書道パフォーマンスを披露しました。今回のパフォーマンスでは部員全員で書く作品に加え、一人ずつホウキのような大きな筆を使って紙いっぱいに一文字を書く新たな試みも行い、力強く個性あふれる表現が会場を魅了しました。その全作品はイオンモール内に展示していただき、多くの方々に見ていただく機会を得ました。

 観客の前で大きな筆を扱う緊張感の中、部員たちは一文字一文字に全力を込め、普段の練習で培った技術と想いを表現しました。この新しい挑戦を通じて、部員たちは「書」への理解をさらに深めるとともに、書道の楽しさや奥深さを多くの人に伝えることができたと感じています。展示作品は訪れた方々からも好評を博し、書道を通して地域の皆様とつながる貴重なひとときとなりました。

 大曲高校書道部は、これからも地域との交流を大切にしながら、創意工夫を凝らした活動に取り組み、書道の魅力を広めていくことを目指しています。







2024年11月1日金曜日

進化するぬくもり

  大曲高校書道部2年生4名は11月1日(金)、大曲郵便局ロビーにて年賀葉書発売記念イベントで書道パフォーマンスを行いました。「大切なあなたへ 進化するぬくもり 年に一度だけど ずっとつながっている」と書き、訪れた方々へ温かな想いを届けました。

 この書道パフォーマンスは手書きの文字に込める心のぬくもりや年賀状が持つ特別な意味を表現するもので、観客の心にじんわりと響くひとときとなりました。郵便局の空間に墨の香りとともに絆の大切さを伝えるメッセージが広がり、多くの人々が感慨深く見守る姿が印象的でした。

 伝統と未来が交差する書道の表現を通じ手紙の文化の意義がより一層感じられたこのイベント。部員たちは、新たな年へと続く思いを一字一字に込めながら次の世代へ受け継がれる「ぬくもりの絆」を力強く示しました。

▲大曲郵便局で

2024年10月30日水曜日

メガ文字アート

  大曲高校書道部は10月26日にイオンモール大曲で開催された周年祭にて、書道パフォーマンスを披露しました。今回のパフォーマンスでは部員全員で書く作品に加え、一人ずつホウキのような大きな筆を使って紙いっぱいに一文字を書く新たな試みも行いました。他県の先生が小学生と大きな文字を書く実践を参考にし、部員全員で挑戦することとなったこの取り組みを「メガ文字アート」と名付け、作品の完成度はさておき活動の幅がさらに広がる結果となりました。

 さらに、来年1月7日には大仙市の書き初め大会でメガ文字アートを実施し、参加する小学生にもその爽快な体験を楽しんでもらう予定です。小学生には大きな筆で豪快に書くことに「あこがれ」があるようです。毎年多くの小学生・中学生・高校生が参加する盛大な大会で、メガ文字アートが新しい刺激となることを期待しています。また、1月19日にはイオンモール大曲内の市民ギャラリーで書道部作品展を開催し、ワークショップで希望する小学生と一緒にメガ文字アートを体験し、その楽しさを共有したいと考えています。

▲本番前にリハーサル

▲メガ文字アート


2024年10月27日日曜日

消防団と地域を結ぶ書の力

  大曲高校書道部は、7月6日に大仙市ふれあい文化センターで開催された「第75回秋田県消防大会」にて、書道パフォーマンスを披露しました。その時に書いた作品が美郷町の消防団員募集ポスターとチラシに採用されることとなり、私たちにとっても大変光栄な出来事となりました。これをきっかけに、消防団員の活動がより多くの方々に伝わり、消防の重要性が一層広く認識されることを願っています。

 私たちの学校は大曲消防署のすぐ隣にあり、日々訓練に励む署員の皆さんの姿を間近で見ています。授業中に響く出動サイレンを聞くたびに、消防関係者の皆さんのおかげで私たちが安心して生活できていることを改めて実感しています。今回の書道パフォーマンスでは、そんな感謝の気持ちを込めて作品を制作しました。今後も地域への感謝の思いを胸に、さらなる精進を重ねていきたいと思います。



2024年10月20日日曜日

書道パフォーマンスグランプリ東北北海道大会 優勝

 大曲高校書道部は10月20日(日)、宮城県イオンモール名取で開かれた第4回書道パフォーマンスグランプリ東北北海道大会において優勝を果たしました。そして、来年1月12日(日)千葉県幕張のイオンモール幕張新都心で開かれる決勝大会に東北北海道代表として出場します。

 大会当日は部員一人一人が魂を込めて筆を握り、その想いが一枚一枚の紙に映し出されていく様は、私たち自身でさえ圧倒されるほどでした。しかし、この栄誉は決して私たちだけの力で勝ち取ったものではありません。日々支えてくださる皆様、応援してくださる方々、そして陰で見守ってくださる方々があってこそ、私たちはこの場に立つことができました。

 私たちはこれからも精進を忘れず、一筆一筆に感謝を込めて、さらなる高みを目指してまいります。今後とも温かいご支援、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

▲練習の成果を発揮して

2024年9月23日月曜日

大曲農業高校太田分校の短歌を大曲高校書道部が書いてみた

 大曲高校書道部は新聞報道で大曲農業高校太田分校の1年生女子3名が全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)の予選を突破し、盛岡市で行われる本大会に出場することを知りました。

 大曲高校書道部ではどの詩文を選び、どのように作品として表現するかは常に悩ましい問題です。さらに、近年では著作権への配慮も必要になっています。短歌は半切の紙で作品にする場合、字数が適切で書きやすいので大曲農業高校太田分校で作成された短歌を提供していただき、それを作品として展示することを企画しました。

 太田分校から提供された9首の短歌は、大曲高校書道部の部員9名がそれぞれ1首ずつ担当し書道作品に仕上げました。これらの作品は、JR大曲駅ハミングロードに今月いっぱい展示されています。

▲大農太田短歌×曲高書道部







2024年9月22日日曜日

竹村天祐書作展「本気モード全開の書道ガールズへ」

  竹村天祐書作展を開催しています。会場はJR大曲駅のハミングロードで、今月末まで開催中です。

「筆魂」

筆走るその手に夢を託して

白き紙上に刻む命の響き

ひと筆ひと筆に込める魂

君たちの情熱

筆魂

幾度の挑戦、幾多の挫折も

そのすべてが今を彩る力なり

本気モード全開の書道ガールズへ 天祐

全作品の写真はこちらです。





鈴木優花選手報告会での写真

 大曲高校同窓会青麻会の伊藤副会長より、9月7日に大仙市ドンパルで開催された鈴木優花選手のパリオリンピック報告会の様子の写真をいただきました。鈴木選手は中仙中から大曲高校へ進学し、本校を平成30年に卒業して大東文化大学を経て第一生命グループに所属しています。

 早速、校史室に展示しました。卒業生の活躍により、展示スペースも満杯になってきました。

▲早速展示




2024年9月21日土曜日

オータムフラワーフェスティバル

 大曲高校書道部は9月21日、秋田県立農業科学館で開催された「オータムフラワーフェスティバル」のオープニングにて、書道パフォーマンスを披露しました。農業科学館の職員の皆様は、この日のために入念な準備を整えてくださったものの、生憎の天候は昨夜からの雨模様。しかし、悪天候にもかかわらず書道部員のご家族の方々が足を運び私たちのパフォーマンスを応援しに来てくださいました。その温かい応援が、私たちの演技に一層の力を与えてくれました。

パフォーマンスでは、大字で「実りの秋」と書き、収穫の喜びを力強く表現しました。この書に込められた感謝の思いは、訪れた皆様に秋の豊かさと実りを感じていただけたことと思います。





大曲高校卒業生の活躍「若手監督が見た国際大会」

 台湾で開催された第13回U18アジア選手権で、高校日本代表のアシスタントコーチを務めたのは羽後高校の監督であり、大曲高校の卒業生です。彼は大曲高校が31年ぶりに夏の甲子園秋田県大会でベスト4に進出した際のキャプテンで、私は野球部部長でした。

 今回の経験を生かし次世代の選手たちの育成に今後のさらなる活躍が期待されます。

このことを伝える朝日新聞の記事はこちらです。


卒業生の活躍「若手監督が見た国際大会」

台湾で開催された第13U18アジア選手権で、高校日本代表のアシスタントコーチを務めたのは羽後高校の監督であり、大曲高校の卒業生です。彼は大曲高校が31年ぶりに夏の甲子園秋田県大会でベスト4に進出した際のキャプテンでした。

今回の経験を生かし次世代の選手たちの育成に今後のさらなる活躍が期待されます。

このことを伝える朝日新聞の記事はこちらです。

2024年9月18日水曜日

大曲支援学校との交流学習

 大曲支援学校との交流学習

 大曲高校書道部は9月18日、大曲支援学校との交流学習に参加し、心温まる時間を過ごしました。今回の交流では支援学校の文化祭に出品する作品を共に制作するという貴重な機会がありました。部員たちは書道の技術を活かしつつ大曲支援学校の生徒と協力し合い、互いの想いを形にしていきました。

 制作の際、紙の中央には支援学校の生徒が大きな文字を書き、その周りに大曲高校の生徒たちが短いフレーズを書き込み作品に華を添えました。書道部員たちは文字の力で作品全体に生命力を吹き込み、支援学校の生徒たちとの共同作業を通して絆が深まっていくのを感じました。

 支援学校の生徒たちはお手本を見ながら一筆一筆に心を込めて筆を運び、真剣な表情で取り組んでいました。また、書道部員たちも作品完成をサポートしました。共に創り上げた作品には、双方の努力と絆が込められており、その温かさが見る者の心に響くことでしょう。

 文化祭当日、この合作が展示される瞬間、双方にとって特別な思い出がまた一つ刻まれることでしょう。この交流学習を通して大曲高校書道部員は自らの技術だけでなく、心の交流の大切さを改めて学びました。

▲紙の中央に「心」

▲紙の中央に「結」






2024年9月15日日曜日

J2ブラウブリッツ秋田のクラブ創立15周年記念試合(対千葉)

 大曲高校書道部は9月14日、J2ブラウブリッツ秋田のクラブ創立15周年をお祝いし、その節目を記念して「ブラウブリッツパークステージ」と「ハーフタイム」に特別な書道パフォーマンスを披露しました。これまでの歩みを振り返りつつ未来へと続く新たな一歩を刻むため、部員たちは心を一つにして力強い作品を創り上げました。地域の皆様への感謝の気持ちを込め、伝統と革新が調和した書を通じて、これからも大曲高校の誇りを胸に、さらなる高みを目指してまいります。試合は1対0で節目の試合を勝利で飾りました。

▲ハーフタイムでの演技

▲パークステージでの演技




2024年9月13日金曜日

白岩小学校創立150周年記念・閉校記念行事

 大曲高校書道部は116回目の開校校記念日である9月12日に、仙北市の白岩小学校創立150周年記念行事に参加しました。長い歴史を待つ白岩小学校は、今年で惜しまれながらも閉校を迎えます。その記念すべき年に全校児童41名とともに2文字ずつ書き連ね、巨大な作品を完成させました。児童たちの思いが込められた一筆一筆が織りなすこの作品は、白岩小学校の長い歴史とその輝かしい瞬間を象徴し、未来へと受け継がれる感動の一幕となりました。 

ABS「ニュースエブリィ」の見逃し配信はこちらです。

▲小学生と一緒に


▲行くぞ~、おお~

▲熱心な小学生


2024年9月12日木曜日

116回目の創立記念日を迎えて

 秋田県立大曲高等学校は、明治41年9月12日に産声を上げた。その日から今日に至るまで、幾度の激動の波を受けながらも、揺るぎない意志と誇りを持ち続けてきた。明治の文明開化、大正の大正デモクラシー、昭和の戦火と復興、そして平成の変革の嵐。それぞれの時代はこの校舎に風雨をもたらし、試練を投げかけてきた。だが、大曲高校は、そのたびに新たな知恵と力で立ち上がり、生徒たちは未来への希望を胸に刻んできたのだ。

 幾千の若者たちがこの学び舎から巣立ち、それぞれの時代を切り拓くために立ち上がった。困難に立ち向かうたび、その背中には大曲高校の教えと誇りがあった。百年以上の歴史を背負い、今もなお未来に向かって走り続けるこの場所は、過去の栄光だけでなく、次の世代へと希望の灯を受け継ぐ舞台である。

 激動の時代を超えて輝き続ける大曲高校。その歴史は、ただの時間の積み重ねではなく、無数の挑戦と克服、そして夢と情熱の証である。この学び舎の中で育まれた力は、今も変わらず、新たな時代への扉を力強く押し開ける。百十有余年の歩みが示すのは、「乗り越え、挑み続ける」その精神だ。未来へと続くこの道の先には、また新たな歴史が待っている。

写真上:玄関に掲示したお祝いのメッセージ。「無尽」、下:JR大曲駅に展示している書道部の作品。




2024年9月4日水曜日

蘭亭序全訳

 永和九年、歳は癸丑(牛年)、暮春の初めに会稽山陰の蘭亭で、修禊の行事を行いました。多くの賢人たちが集まり、年齢を問わず皆が一堂に会しました。ここには高い山々と険しい山があり、青々とした森と細い竹が生い茂っています。また、清流が激しく流れ周囲を映し出し、流觞曲水として利用されています。座席が並べられその横に座って楽しむのです。たとえ音楽がなくても、一杯の酒と一首の詩で、十分に幽かな情緒を楽しむことができます。


 この日、天気は晴れ渡り空気は清らかで、春の風が心地よく吹きました。仰いで宇宙の広大さを見つめ、俯いて自然界の多様さを観察しました。そのため、視覚と聴覚の楽しみを存分に味わい、心から楽しむことができました。


 人々の関わりは一生のうちで時には心の内で考え合い、また時には身体を超えて自由に放浪することもあります。たとえ趣向や住まいが異なり静と騒がしくても、出会いに喜び自己満足を感じると、老いることも知らず時間が過ぎるのも気づかないことがあります。しかし、時が経ち疲れを感じると、感情は事物と共に移り変わります。以前の喜びが今はただの過去の痕跡となり、それに心を奪われることを避けられません。ましてや人生の長さや短さは変化に従い、結局は終わりを迎えるのです。古人も言いました。「死生もまた大事である。」それを思うと、痛ましいことです。


 過去の人々の感慨を見れば私も同じように感じ、文を読みながらしみじみとした思いを抱かずにはいられません。死生を虚しいものと知り、また若い者と長寿の者を無意味と感じることは理解しています。後の人々が今を見れば、今の私たちのように感じることでしょう。悲しいことです。だから、時の人々を列挙しその述べたことを記録し、たとえ時代が異なってもその心の動きは一つであると感じています。後の人々もまた、この文章を読んで何らかの感慨を持つことでしょう。(竹村天祐/訳)

2024年9月1日日曜日

能登復興応援書道パフォーマンス

  大曲高校書道部は、「大曲の花火」の余韻がまだ残る9月1日イオンモール大曲で、「~思いよ届け!がんばろう能登~」をテーマに『能登復興応援書道パフォーマンス』のイベントを開催しました。角館高校書道部と大仙市内の書道教室「千葉書院」に通う小学生も参加し、私たちは2回の演技に心を込めてパフォーマンスを披露しました。

 角館高校書道部と千葉書院に通う小学生も参加したので、会場は多くの観客で賑わいました。私たちは2回の演技にそれぞれ心を込め、筆を走らせるたびに会場全体が一体となって応援の声を送ってくれました。力強い文字と繊細な筆さばきが織りなすパフォーマンスは、会場に感動を呼び起こし、能登への想いが伝わるよう全員で精一杯演じました。

▲小学生と一緒に

▲行くぞ~、おお~

▲立てて布に書いてみた




2024年8月29日木曜日

秋田県書道連盟展出品

 【書道部・芸術科書道選択者】秋田県書道連盟展出品

 大曲高校書道部全部員18名と芸術科で書道Ⅰを選択している1年生は、秋田県書道連盟展震災復興応援メッセージに出品しました。展覧会は8月23日から26日まで秋田市アトリオンで開催されました。

 大曲高校芸術科の書道Ⅰでは1学期に唐時代の楷書「九成宮醴泉銘」の鑑賞と臨書を行いました。臨書を終え次のステップとして、創作の第一歩である倣書(ほうしょ)作品に取り組みました。この作品は書道連盟展に出品するため、生徒たちは自ら応援メッセージにふさわしい漢字を選びました。多くの生徒にとって、自分で書く内容を決めるのは初めての経験であったようです。この倣書作品の制作を通じて、「臨書の大切さ」と「創作の楽しさ」を学びました。

 また、フランスからの短期留学生もこの授業に参加し作品を制作したので出品しました。書道連盟の会員である書道部顧問の2名もこの意義ある展覧会に作品を出品しています。



2024年8月26日月曜日

大曲高校卒業生の活躍

◇侍JAPAN

 本年9月2日から台湾で開幕される「第13回 BFA U18アジア選手権」に出場する侍ジャパンU-18日本代表の18選手が決定しました。そのコーチに大曲高校OBが選ばれました。平成25年に大曲高校野球部が甲子園予選秋田大会で31年ぶりにベスト4になった時のキャプテンです。当時私は野球部部長で監督も私も大曲高校OBでした。

◇大賞受賞

大曲高校の卒業生で在学中書道部部長だった岩手大学3年が第29回全日本高校・大学生書道展(日本書芸院、読売新聞社主催)が大賞に選ばれました。出品数は8784点です。

彼女の作品はその独自の表現力と力強さが高く評価され、多くの人々の心を捉えました。この快挙は戸嶋さんの努力と情熱の結晶であり、今後のさらなる飛躍が期待されます。そして、先日のパリオリンピックで活躍した鈴木優花選手先輩といい、先輩の活躍は在校生の未来の姿です。

作品名 旧校舎哀歌

 秋田県書道連盟展に出品しました。作品制作の少し前にコロナに罹患し、今年2回目の感染となりました。病み上がりでの制作だったため、メンタル的に少し不安定な状態でした。

 大曲高校では新校舎が完成し、昨年の秋に引っ越しを行いました。幸運にも私は母校に勤務していますが、自分が過ごした校舎が旧校舎となり、ついに取り壊しが始まったところです。毎日、その風景を目にするたびに、心の奥底が沈むような思いです。

 その気持ちを全紙の作品にしました。

舊樓残影隨風散 廃墟孤夢伴塵眠

ああ崩れゆく校舎よ 青春の残骸よ 二人だけの秘密の場所は今や取り戻せぬ幻影となり この瓦礫の中に沈み心の海に漂う

▲旧校舎哀歌

▲課題作品「紫式部のうた」


2024年8月11日日曜日

御礼

 高校と大学の後輩がパリオリンピックで素晴らしい頑張りを見せたため、お礼状を書きました。彼女の努力と成果に心から感謝し、彼女が示した情熱と勇気に深い感動を覚えています。これからもその精神を持ち続け、自らの道を切り拓いていってほしいと願っています。

 これを学校の玄関と書道室の窓に掲示します。



2024年7月31日水曜日

鈴木優花選手激励メッセージ

 JR大曲駅ハミングロードに掲示していた「鈴木優花選手激励メッセージ」は本日で終了しました。私達としてはせめて競技がある8月11日までは展示したいと思っていましたが、次の予約があるそうで会場がとれませんでした。

 私のこだわりとして、このようにイベントなどが終わった時にはお礼状を書くようにしています。部の目標として「元気にあいさつ」があり、それは終わったときでも同様だと思っています。本来なら部員が書けばいいとは思いますが、なかなかそれはムニャムニャ、、。、。応援看板が出ていました。

▲JR大曲駅に展示していた作品

▲応援看板


2024年7月25日木曜日

応援作品

 大曲高校書道部は、開幕が直前に迫ったパリオリンピックに出場する先輩の鈴木優花選手の活躍を祈って、交通量の多い市道側に面した書道室の窓に「疾風怒濤 パリの空の下がんばれ!鈴木優花選手」と書いて掲示しました。

 制作は1年生5名が担当しました。大きな字を書き慣れていないため力不足は否めませんが、先輩である鈴木選手の活躍を心から願い全力で書き上げました。

 1年生たちは先輩たちの指導を受けながら、一文字一文字に祈りを込めて丁寧に筆を運びました。この作品を書いた気持ちが鈴木選手に届き、彼女の力になることを願っています。

▲応援横断幕といっしょに

▲1年生の作品なので・・・




光り輝く君へ

  パリオリンピックに出場する大曲高校OG鈴木優花選手の激励作品を書道室前に掲示しました。

「風のように軽やかにパリの街を駆け抜けろ」

「あなたの輝きを信じて」

【大曲高校書道室にて】

顧問の筆

豪放に踊り

「光」「風」その言葉

雄々しき決意

門前に掲ぐ

鈴木優花選手

パリの地にて

日本の誇り

輝かせんと

走る姿は

風を裂き

光を纏い

勝利を誓う

名高き君よ

青き春の如く

風を駆け抜け





玄関ジャック

 「夢歩」

遥かなるパリの地にて大曲高校の誇りを胸に戦うあなたの姿

貴女が紡ぐ一歩は、我らの夢を乗せる。

親愛なる鈴木優花選手へ

遥かなるパリの地にて日本の名を背負い、大曲高校の誇りを胸に戦うあなたの姿を思い描くたび、心に熱き感情が込み上げて参ります。貴女が紡ぐ一歩一歩は、我らの夢を乗せ、希望の光を導きます。

その走りはまるで大自然の中で育まれた風の如くしなやかでありながらも力強く、そして確実に目的地へと向かう姿勢を我らに示してくれます。その疾走の姿には、見る者の心を震わせ、深い感動を与える力が宿っています。

貴女がこれまで積み重ねてきた努力と情熱は決して無駄ではなく、今まさに結実しようとしています。その一瞬一瞬を、どうか全力で駆け抜けてください。我々の心はいつも貴女と共にあり応援の声は風に乗りて、パリの地へと届くことでしょう。

「疾風迅雷」――その言葉の如く、速やかに、そして強烈に駆け抜け、輝ける未来を掴み取ってください。貴女の輝きは、我々にとっても大きな希望の光となります。

全力で応援しています。がんばれ、鈴木優花選手!



2024年7月19日金曜日

JR大曲駅ハミングロードで展示中

  大曲高校書道部はJR大曲駅ハミングロード展示棚の一番奥に、パリオリンピック開催間近な鈴木優花選手への応援メッセージを掲示しました。へたっぴですが、、、制作は書道部の1年生です。展示は今月いっぱいです。

 昨日展示して2時間後に写真を撮りに行ったら、トホホな姿になっていました。そこで、今朝張り直しました。

▲トホホな姿に・・・

▲張り直して




2024年6月16日日曜日

おもフェス2024ジャマイカンミュージックフェスティバル

風に乗る音の波

レゲエのリズムに心躍らせ

筆は軽やかに踊り出す

スカレゲエの音色は

魂の奥深くまで響き渡り

一筆一筆に命が宿る

仙台の「おひつじ座流星群」

その音楽に導かれ

私たちの書道は翼を広げる

雄物川中央公園の風景に

音と文字が溶け合い

観衆の心を魅了する

レゲエの自由とリズム

書道の静けさと力強さ

その融合が創り出す美しさ

心から楽しみ

心から感じ

最高のパフォーマンスが生まれた瞬間

音と文字が一つになり

未来へのメロディーを描き出す

▲行くぞ~、お~

▲いえ~ぃ




2024年5月7日火曜日

老舗

 大曲高校は昨年10月から新校舎に引っ越しをして、新しい環境で生活をしています。書道室もとなりに準備室があります。書道室と準備室のドアに暖簾をつけてみました。



2024年4月17日水曜日

知らなかった

 今年から書道部の顧問になった同僚の先生は、もともと私とは師承が同じで中学校と高校の後輩の書道作家です。しかし、書道教員の募集がないときの採用なので、採用された教科は国語科です。そのため、「書道もできる国語の先生」です。

 その先生が大きな作品を書くというので、自分で作品のサイズに合う大きい印を彫ろうと印材を買っていました。言葉の端々に「彫ってアピール」を感じましたが、私は自分がへたっぴだと自覚しているのでスルーしていました。しかし、自宅のアトリエで以前買っていた随分よさげな石がひょとっと出現し、突然創作意欲が湧いてきて印を彫ることにしました。

 字を調べて印稿を作り布字してはやり直しをして、鏡に映すまでたどり着きました。一辺が5㎝の印なので小さな鏡ではよく見えなかったので、タブレットで写真を撮りそれを鏡文字に加工しました。

 知りませんでした、いい印材がこんなに彫りやすいなんて。いつも部員用の印を作るときには実習用印の安価な印材でしたので、印材がいいとまるで自分がとてつもなくうまくなったようでした。完成した印は自分が見てもへたっぴでしたが、それでも私史上最高傑作でした。

▲自分史上最高傑作


2024年4月7日日曜日

本気?狂気?遊気?

  先日、音大生達が本気でJ-POPを歌っている動画を見つけました。普段クラシックを中心に研究している人たちが、その知識と技術を生かしてI-POPを、しかも一生懸命演奏している姿はなかなか興味深いくありました。

 それに触発されて普段展覧会作品を書くような感じで、日常の書を書いてみました。新学期になって各教科では進度表を作りますが、そのファイルの表紙を隷書で書きました。各教科でそれぞれ書き分け、本気で書いたというよりも存分に遊んだという書き方ですね。

 歓迎会の横看板は乙瑛碑を臨書した楊峴というイメージです。あくまでもイメージですけど。新任の先生方の席札は王鐸を臨書した顔真卿風に書きました。あ、あくまでもイメージですけど。

 同窓会の祝詞は目立つように漢字をどど~んと書きました。

▲進度表の表紙

▲あくまでもイメージは
▲祝詞