2020年1月15日水曜日

字己PR(焼きそば編)

 先日テレビを見ていたら、焼きそばに関する番組を放送していました。そこに、「やきそば」と書かれたノボリが登場したのを見て、「私だったらこう書くのに」と思いましたので、書いてみました。

▲私だったらこう書く

 私の創作の基本は「古典」です。一般的に古典とは国語で学習する「源氏物語」や「古今和歌集」ですが、書道ではそれではなく「古人が書いた優れた筆跡」のことをさします。色々な古典から学びそれを自分の中で再構築して、自分独自の作風を作り上げていきます。私が「漢字仮名交じりの書」を書くときの仮名は主に「高野切第3種」と「関戸本古今集」を参考にしています。

 




 この字書は「携帯仮名字典」でもうかれこれ30年以上使っています。平安時代の字形を参考にしながら、それに現代的な味付けをして作品を書きます。

 上の「やきそば」は少し直線的に書きすぎて「固やきそば」のように、パリパリと硬い雰囲気になってしまいました。そこで、もう少し柔らかい雰囲気で書こうと、少し曲線を加えソースやきそば風にしてみました。

▲ソースやきそば風

 柔らかい感じでペロペロといきそうな感じはでましたが、秋田県にいて外せないやきそばがあります。そうです。「横手やきそば」です。横手やきそばのモチっとした感じを出そうと、文字にボリューム感を出して書いてみました。

▲横手やきそば風

 しかし、やきそばといったら「◯ちゃん」でしょう。そこで、◯ちゃんのやきそばも書いてみました。

▲◯ちゃんやきそば

 やきそばときたら「うどん」でしょう。おまけの
▲おまけ



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