2018年5月21日月曜日

野球からの書道へ

 東北地区春季高等学校野球秋田県大会が雨天のため順延になっていましたが、今日ようやく開幕しました。常任理事の私は初日だったので、どことなく緊張していたようで疲れました。

 試合後帰校して野球部の自主練習終了後今日は疲れたから帰ろうかなとも思いましたが、野球部は野球部、書道部は書道部の部員がいるので気合いを入れ直しました。その後学校に戻り、夏の席書大会のお手本を書きました。席書大会は課題が決まっており、1年生は孔子廟堂碑です。8名の部員がいるので、10枚以上書いてこの中から部員が好きな者を選びます。

 この学校の書道室には絶対座敷童的な何かがいます。お手本を書いているうちに、今までの私だったら表現できなかったようなことができるようになりました。この部屋では今まで加藤先生と西宮先生のご助言を得て、多くの書道部員がお互い切磋琢磨して来た部屋です。そんな想いが染みついています。

 孔子廟堂碑は一般的には「優雅」だとか「上品」などと評価されますが、私には「内に秘めた闘志」を感じます。九成宮醴泉銘より漲る情熱を感じます。穏やかな中に秘めた闘志を表現するのは思っていてもできません。しかし、行書や草書が得意な私にとって、楷書のお手本を10枚以上書くのはなかなか大変です。



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