秋田県立大曲高等学校は、明治41年9月12日に産声を上げた。その日から今日に至るまで、幾度の激動の波を受けながらも、揺るぎない意志と誇りを持ち続けてきた。明治の文明開化、大正の大正デモクラシー、昭和の戦火と復興、そして平成の変革の嵐。それぞれの時代はこの校舎に風雨をもたらし、試練を投げかけてきた。だが、大曲高校は、そのたびに新たな知恵と力で立ち上がり、生徒たちは未来への希望を胸に刻んできたのだ。
幾千の若者たちがこの学び舎から巣立ち、それぞれの時代を切り拓くために立ち上がった。困難に立ち向かうたび、その背中には大曲高校の教えと誇りがあった。百年以上の歴史を背負い、今もなお未来に向かって走り続けるこの場所は、過去の栄光だけでなく、次の世代へと希望の灯を受け継ぐ舞台である。
激動の時代を超えて輝き続ける大曲高校。その歴史は、ただの時間の積み重ねではなく、無数の挑戦と克服、そして夢と情熱の証である。この学び舎の中で育まれた力は、今も変わらず、新たな時代への扉を力強く押し開ける。百十有余年の歩みが示すのは、「乗り越え、挑み続ける」その精神だ。未来へと続くこの道の先には、また新たな歴史が待っている。
写真上:玄関に掲示したお祝いのメッセージ。「無尽」、下:JR大曲駅に展示している書道部の作品。
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