2024年11月27日水曜日
地域安全への想いを込めて
小さな問いの種
総合美術展の表彰式から作品搬出、そして学校への帰還という一連の大事業を終え、私はようやく車をレンタカー営業所へと返却に向かいました。すべては順調。ガソリンスタンドで給油しながら部員を無事送り届けた達成感を胸に、最後の仕事を淡々とこなそうとしました。車を返却しに行くと営業所のスタッフが一言、こう尋ねてきました。
「ガソリンは満タンでよろしかったでしょうか?」
いやはや、実に興味深い。これは一体どういう意味でしょうか?
「ガソリンは満タンで『よろしかった』…? 過去形の丁寧語で確認しているということは、まるで私が時間を遡る能力を持っているとでも? それとも、私が未来に備えて常に満タンを選ぶ信念の持ち主だと知っている? あるいは、ここでの"満タン"とは文字通りの意味ではなく、私の心が満ち足りているかどうかを問う哲学的な問いかけ?」
私は一瞬たじろぎながらも、「はい、満タンです。念のため、部員にも満タンの愛を注ぎつつ参りました」とでも返しておけば、この場の空気をさらに満タンにできたのでは、と後から気づく次第であります。
さて、この問いの本当の意図は果たしてどこにあったのか。それは、未だに私の心に小さな問いの種を植えたままです。
ちなみに、今日レンタルしたのは14人乗りのコミューター。普通免許では運転できません。
2024年11月26日火曜日
秋田県代表に選出!
大曲高校書道部は第57回秋田県高等学校総合美術展書道部門に作品を出品しました。1年生と2年生は各自漢字作品と調和体作品の各1点、計2点を出品し、審査の結果、来年度香川県で開催される全国総合文化祭の秋田県代表4点の中の1点に選出されました。さらに、県代表の他にも過分な評価をいただき、大変光栄に思っております。
これも、多くの方々のご支援とご声援のおかげです。全国総合文化祭では、秋田県代表としての誇りを胸に、さらに一層技術を磨き、心を込めた作品を披露できるよう努力してまいります。引き続き温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年11月23日土曜日
バスデビュー
運動部の監督が自らバスを運転して選手を練習試合に送り届ける光景は、さほど珍しくありません。しかし、書道部の顧問が部員を乗せて自ら運転し、書道パフォーマンスの現場に向かうというのは、なかなかレアな出来事ではないでしょうか。
昨年度までは、新型コロナ感染拡大で冷え込んだ貸切バス業界を支援するため、県から貸切バスの経費に対して半額の補助が出ていました。大曲高校書道部もこの補助を利用していましたが、残念ながら今年からその制度が終了してしまいました。
そこで困った私は、2学期の中間考査期間を利用して教習所に通い、中型免許の限定解除に挑戦しました。そして、ついに今日はレンタルバスで「バスデビュー」を果たし、無事に部員たちを連れて帰校することができました。めでたし、めでたし。
2024年11月20日水曜日
ダブルヘッダー
大曲高校書道部は11月16日、内小友小学校の創立150周年記念式典にて記念公演の書道パフォーマンスを行いました。6年生の皆さんが考えてくれたキーワードをもとに、私たちが意味の通る文章に仕上げ、それを作品に書き上げました。
完成した作品には、小学生一人ひとりの思いが込められたメッセージカードを貼り付け、感動的な共同作品として完成させました。この取り組みを通して、小学生たちの想いと私たちの技術がひとつになった特別な作品となりました。
その後、内小友小学校を後にし、3時間後にはロータリークラブの地区大会に伺いました。ここでは、日頃から地域や社会に貢献されている会員の皆さまの前でパフォーマンスを披露しました。真剣に見つめる視線や、心のこもった拍手に、私たちも大きな励ましをいただきました。終了後には、書道の魅力や活動への想いをお話しする機会もあり、参加者の方々から「感動した」「力をもらった」というお声をいただきました。
このように、内小友小学校とロータリークラブ地区大会の両方で、多くの方々と心を通わせる貴重な1日となりました。
11月17日には来週の展覧会に出品する作品の清書をしました。
2024年11月19日火曜日
昨日の新聞
昨日の秋田魁新報に、大曲高校書道部が書道パフォーマンスグランプリ東北北海道大会で優勝した記事が掲載されました。部員たちは日頃から練習に真摯に取り組み、今回の大会ではその成果を存分に発揮してくれました。
力強くも繊細な筆遣い、そして一体感のあるパフォーマンスが高く評価され、このような大きな栄誉を頂くことができました。これもひとえに、支えてくださった多くの皆さまのご声援とご協力のおかげです。今後とも部員たちのさらなる成長を見守っていただければ幸いです。
2024年11月17日日曜日
気のせい
総合美術展に出品する部員たちのために、落款印を制作しました。新校舎への引っ越しから1年、書道室の隣には私の“秘密基地”ともいえる準備室があります。ここに篆刻工房コーナーを設けたことで、用具の出し入れの手間がなくなり作業が格段に効率的になりました。まさに“チョー便利”な空間です。
大曲高校書道部は総合美術展に漢字作品と、漢字仮名交じり作品を出品予定です。それぞれに合わせた落款印を制作し、漢字作品用には一寸、漢字仮名交じり作品用には八分の印を用います。作品には1顆ずつ押すため、印の大きさやデザインにもこだわりました。
昨年制作した落款印と比べると、ほんの少しですが腕が上がった気がします。あくまで“そんな気がする”だけです。
2024年11月4日月曜日
メガ文字アート作品の展示
大曲高校書道部は10月26日にイオンモール大曲で開催された周年祭にて、書道パフォーマンスを披露しました。今回のパフォーマンスでは部員全員で書く作品に加え、一人ずつホウキのような大きな筆を使って紙いっぱいに一文字を書く新たな試みも行い、力強く個性あふれる表現が会場を魅了しました。その全作品はイオンモール内に展示していただき、多くの方々に見ていただく機会を得ました。
観客の前で大きな筆を扱う緊張感の中、部員たちは一文字一文字に全力を込め、普段の練習で培った技術と想いを表現しました。この新しい挑戦を通じて、部員たちは「書」への理解をさらに深めるとともに、書道の楽しさや奥深さを多くの人に伝えることができたと感じています。展示作品は訪れた方々からも好評を博し、書道を通して地域の皆様とつながる貴重なひとときとなりました。
大曲高校書道部は、これからも地域との交流を大切にしながら、創意工夫を凝らした活動に取り組み、書道の魅力を広めていくことを目指しています。
2024年11月1日金曜日
進化するぬくもり
大曲高校書道部2年生4名は11月1日(金)、大曲郵便局ロビーにて年賀葉書発売記念イベントで書道パフォーマンスを行いました。「大切なあなたへ 進化するぬくもり 年に一度だけど ずっとつながっている」と書き、訪れた方々へ温かな想いを届けました。
この書道パフォーマンスは手書きの文字に込める心のぬくもりや年賀状が持つ特別な意味を表現するもので、観客の心にじんわりと響くひとときとなりました。郵便局の空間に墨の香りとともに絆の大切さを伝えるメッセージが広がり、多くの人々が感慨深く見守る姿が印象的でした。
伝統と未来が交差する書道の表現を通じ手紙の文化の意義がより一層感じられたこのイベント。部員たちは、新たな年へと続く思いを一字一字に込めながら次の世代へ受け継がれる「ぬくもりの絆」を力強く示しました。
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▲蜀素帖「呉江垂紅亭の作」 ◇原文 断雲一片洞庭帆 断雲一片洞庭(どうてい)の帆(はん) 玉破鱸魚金破柑 玉(ぎょく)は鱸魚(ろぎょ)を破(やぶ)り金は柑(かん)を破る 好作新詩継桑薴 好(よ)し新詩(しんし)を作りて桑薴(そうちょ)を 継ぎ 垂虹秋色満東南 垂虹...
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一般漢字半紙段位課題「十七帖の断筆について」 学習用「三井本」十七帖 □断筆とは何か 断筆(だんぴつ)とは三井本にある用筆法で、画の転折部分でいったん筆を離し、そこよりわずかに位置を移して筆を入れ直し次の画を書く書き方を言います。 王羲之の十七帖の真跡はすでになく、今日残っ...
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令和2年度全県新年書初め展 [高校・一般半紙の部]課題風信帖 □ 原文 忽披枉書。已銷陶爾。御香兩裹。及左衞士。督尊書状。並謹領訖。迫以法縁暫闕談披。過此法期披雲。 □ 訓読 忽(たちま)ち枉書(おうしょ)を披(ひら)き、已(はな...