書友同人展に出品しています。それを紹介する新聞記事です。
2017年7月10日月曜日
2017年5月22日月曜日
2017年5月12日金曜日
九成宮醴泉銘の横画
紙が黒いのはなぜ
この写真をみて「?」と思いませんでしたか。
普通紙は白くて、墨で書いた文字は黒くありませんか。なぜ、これは白黒反転しているのでしょうか。黒い紙に白い墨で書いたから?
これは拓本(たくほん)という方法で、石碑の字を写し取ったものです。石碑に紙を貼りその彫っている文字部分にしっかりと紙が食い込むように、上からブラシで打ち込みます。そこへ墨をつけた布で墨を打ち込みます。コインの上に紙をおいて鉛筆でなぞると、その模様を写し取ることができます。それと同じです。拓本は基本的に実物大なので、これを見やすく何文字かごとに切って本に仕立てたものもあります。
九成宮醴泉銘
これが今月の書友の課題である「九成宮醴泉銘」です。「きゅうせいきゅうれいせんのめい」と読みます。教科書などのふりがなには「の」が入っていませんが、一般的には「きゅうせいきゅうれいせん"の”めい」と読み、略して「きゅうせいきゅう」といいます。中国の唐(とう)時代に、欧陽詢(おうようじゅん)が書きました。
この写真を見て「このように書いてみたい」と思いませんか。どのように書いたらこのようにかけるのでしょうか。その表現原理を見いだすためにするのが臨書です。
まず、よく観察をします。次にこれを手本にして半紙に4字書いてみます。これを臨書といいます。また、かいたその半紙の作品も臨書といいます。
知っておきたい書道用語
高校で書道を学習するときに、「知っておきたい書道用語」があります。その中でも特に重要なのが次の3つです。
古典(こてん) 古人が書いた優れた筆跡。
臨書(りんしょ) 古典を手本として習うこと。また、その作品。
創作(そうさく) 自らの創意工夫による表現
◆古典
みなさんは古典というと「源氏物語」や「枕草子」などを思い浮かべると思います。書道でいう「古典」は「古人が書いた優れた筆跡」のことです。古典と呼ぶには二つの条件があり、①今の人ではなく古人が書いたもの②その筆跡が優れていることです。
◆臨書
その古典を手本として習うことを臨書といい、書いたその作品も臨書といいます。これからの書道での学習の基本です。
◆創作
書道の究極的な目標です。自分の書風を確立していきます。
古典(こてん) 古人が書いた優れた筆跡。
臨書(りんしょ) 古典を手本として習うこと。また、その作品。
創作(そうさく) 自らの創意工夫による表現
◆古典
みなさんは古典というと「源氏物語」や「枕草子」などを思い浮かべると思います。書道でいう「古典」は「古人が書いた優れた筆跡」のことです。古典と呼ぶには二つの条件があり、①今の人ではなく古人が書いたもの②その筆跡が優れていることです。
◆臨書
その古典を手本として習うことを臨書といい、書いたその作品も臨書といいます。これからの書道での学習の基本です。
◆創作
書道の究極的な目標です。自分の書風を確立していきます。
2017年1月4日水曜日
2017年1月1日日曜日
始動
▲元日の秋田魁新報に
▲大きくすると
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年はブログの更新をお休みしておりましたので、久しぶりの更新です。
元日の秋田魁新報紙上に私の作品を掲載していただきました。
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▲蜀素帖「呉江垂紅亭の作」 ◇原文 断雲一片洞庭帆 断雲一片洞庭(どうてい)の帆(はん) 玉破鱸魚金破柑 玉(ぎょく)は鱸魚(ろぎょ)を破(やぶ)り金は柑(かん)を破る 好作新詩継桑薴 好(よ)し新詩(しんし)を作りて桑薴(そうちょ)を 継ぎ 垂虹秋色満東南 垂虹...
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一般漢字半紙段位課題「十七帖の断筆について」 学習用「三井本」十七帖 □断筆とは何か 断筆(だんぴつ)とは三井本にある用筆法で、画の転折部分でいったん筆を離し、そこよりわずかに位置を移して筆を入れ直し次の画を書く書き方を言います。 王羲之の十七帖の真跡はすでになく、今日残っ...
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令和2年度全県新年書初め展 [高校・一般半紙の部]課題風信帖 □ 原文 忽披枉書。已銷陶爾。御香兩裹。及左衞士。督尊書状。並謹領訖。迫以法縁暫闕談披。過此法期披雲。 □ 訓読 忽(たちま)ち枉書(おうしょ)を披(ひら)き、已(はな...